筌の口温泉の、あの急な坂道を下っていくと右手にあるのが新清館と筌の口共同浴場。本日は、以前から気になっていた新清館の露天風呂へ向かいます。フロントで大きな声で「ごめんください。」寡黙なご主人に500円を支払い、浴場へ向かいます。
浴場は2つあるようで、女性専用のかえでの湯、混浴のこぶしの湯。男性は必然的に混浴の方へ入ることになります。
貸切です。土色に濁った湯、太陽光線を受けると更にその色合いが深くなります。左手の東屋の下は浅くなっています。視界10センチ以下、底が全く見えないので、恐る恐るの移動です。湯口からは大量の湯が注がれ、傍らの岩の奥から加水用の水が流れて込んでいます。その量はわずかです。湯口の湯を飲んでみます。金味と酸味が広がります。湯口付近のにごりは薄めです。空気と触れることで、色合いが増すのでしょうか。
浴場の周りはみどりいっぱい。季節ごとにその配色を変えながら楽しませてくれるのでしょう。次回は、秋の紅葉を楽しみにお邪魔することにしましょう。
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筌の口温泉 旅館新清館
玖珠郡九重町大字田野1427-1
0973(79)2131 HP
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(中性低張性高温泉)
48.8℃ 掘削自噴55m
露天風呂(シャンプー類あり ドライヤーなし 洗面なし)
500円
7:30~23:00
2006/7/15
■再訪 2011/5/23
案内された露天は混浴。緑の木々に包まれた露天風呂には雨の雫が落ちています。先客は2人。一人は女性で、温泉コラムニストの方のようです。土色に濁った炭酸水素泉は、緑の勢いとやわらかく溶け合っているようでした。