賑わう民芸村から南方へ。金鱗湖から流れ出る川を渡り、アパート、宿、水田などが混在する界隈を通り抜け、観光馬車が行き交うやや広い道に出ました。
少し歩き出して、電信柱に掲げられた温泉の名前が目に留まりました。
公衆浴場由布岳温泉。示された方向へ向かうことにしました。10分ほど歩くとそれらしき建物が視界に入ってきました。
敷地の入口には、男性3人が露天風呂らしきところで缶ビールを持った写真が掲げられています。敷地に入ります。駐車スペースも十分あります。浴舎とは反対に建つ受付棟で料金を支払います。
先客あり。脱衣棚は扉付の木製です。このレトロ感、惹かれました。浴場は内湯と露天風呂で構成されています。洗い場は3箇所。譲り合い必至です。
内湯で溢れた湯は、露天風呂へ流れているようです。入口に掲げられていた写真の背景画が、露天風呂にありました。
露天風呂の左先湯面下からも湯が供給されているようです。10人ほど入れる露天風呂の塀は高く、由布岳がかろうじて望めます。
内湯はシンプルな造り、4人ほどで満員です。湯は無色、透明、無味、無臭です。掲示によれば、無加水、無加温、無消毒、掛け流しとのこと。塀がもう少し低くて、料金が100円安ければお気に入りになるかも知れません。
貸切り湯が10湯ほどあるようです。経営の中心は、貸切り湯かもしれません。飲泉用の水が流れています。柄杓でたっぷり飲ませていただきました。入浴をしたならば、水を持ち帰ることもできるようです。
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公衆浴場 由布岳温泉
0977-84-2453
由布市湯布院町川上2426-2
単純温泉
61.2℃ 石鹸 髪シャンプー
500円
7:30~19:00
家族湯あり
2000円/60分
2010/6/27