長湯温泉 郷の湯旅館

国道442号から県道30号にルートを変え、そのまま道なりに進みます。
長湯温泉街に達する前、右手に看板を発見。案内に従いそのまま進みます。




カーブする誘導路を下り終えると、左手に建物、右手に浴舎などが目に入ります。駐車場は最も奥にあります。
受付棟らしき建物の前で初老の女性から「いらっしゃいませ」。遅れて50がらみの男性。二人とも宿の方のよう。料金を手渡します。どうやら二人は車が来たので出てきたようです。




浴場は殿湯と書かれた小ぶりの浴場。推測するに家族湯のひとつを男湯として提供しているようです。露天風呂は閉鎖しているとのこと。
脱衣所には簡易な棚に籠が6つのみ。洗面台などはありません。開けにくい扉を引くと浴場です。目に飛び込んできたのは、浴槽の原型をとどめないほど堆積した温泉成分の姿。床も温泉成分が段状に堆積し、場所によっては粒子でざらつきます。
堆積物はベージュで、初めて見る色合いです。掲示によれば源泉がそのまま投入され、加水、消毒、加温、一切ないとのことです。潮濁りにクリームを加えたような色合いです。浴槽の湯をかき混ぜると、沈殿していた成分が広がり、クリーム色が濃くなります。



訪れたのはゴールデンウェークのさなか。なのに賑わいはありません。広い敷地には草が茂っていて、木々は自然のままのようです。


長湯温泉 郷の湯旅館
竹田市直入町長湯3538-2 
0974(75)2912 HP
ナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩泉(含土類・重曹泉)
51℃
シャンプー類あり、洗面台なし
500円
9:00~18:00
貸切湯:2000円~2500円
2011/5/5