国道387号から案内看板を頼りに折れ、民家が点在する棚田を縫うようにくねる細い道を進みます。5分ほどで大きい楠が迎える施設に着きます。老人憩の家と記されていますが、市外一般者も利用できます。
靴を脱ぎ中へ入ると自販機があります。こちらで入浴チケットを購入します。休憩スペースが設けられていて、寛ぐ人たちがいます。
浴場は一旦スリッパに履き替え、階段を降りていくことになります。脱衣所には洗面台と向かい合い木製の棚とプラ籠が並びます。浴室との間には一坪ほどの空間があり、100円バック式コインロッカーが備わります。
扉を開けると先客多数。右手の白い壁に沿い黒い御影石の細長い浴槽、左手窓側に洗い場が配置されています。湯口からは僅かな量の湯が注がれています。やや熱めの湯は澄んでいながら極僅かに緑色を帯び、複雑な臭いの中に弱く檜臭を感じます。天井を見上げると、浴舎が六角形であることに気付きます。
浴室から露天へ向かいます。シンプルなザインの尖ったL字型浴槽が配置されています。壁に囲まれた空間のため、豊かな四季の景色を楽しむことはできません。内湯から溢れた湯が注がれているようです。
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余温泉
宇佐市院内町上余157-1
0978(42)7048
単純温泉
65.8℃
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯 露天
300円
4月~9月12:00~21:00
10月~3月12:00~20:00
休:水曜日
2013/9/14