100円玉3枚を料金箱に入れると扉が開き、中に入ることができる。扉の手前にスノコが用意されている。靴はここで脱ぐ。扉を開けてすぐ左に靴箱があるので靴はここにしまう。
内部は整理整頓され掃除は行き届いている。脱衣所には鍵付きの棚、洗面台が備わる。ドライヤーまで用意されている。入口と脱衣所の間に段差はない。脱衣所と浴室の移動に段差を気にする必要はない。開設された方の心遣いがありがたい。
浴室への扉は軽い力で広く開くタイプが用いられている。その扉を開けると、浴槽の淵を越して大量の湯が溢れている様が目に飛び込む。左の壁には2つの洗い場が配置されている。
浴槽は1.5m×2mほどで、湯口の側に浅く溝が切られている。湯はその溝を越えて淵全体から溢れている。
湯口はパイプで、コックが全開されていた。湯は極薄く黄金色を帯びている。また、モール泉のようなヒノキ臭を感じる。口に含むと塩味と癖のある苦味がする。湯上り、ヌルツル感が肌に残っている。極上の湯だ。
洗い場には白湯が供給されている。窓を開けると畑で、植えられたばかりと思われる花が揺れていた。その先には住宅風景が連なっている。
心の底まで癒された。
□
みやざき郷温泉
大分市宮崎
097（569）2040
泉質不明（炭酸水素塩泉）
泉温不明
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯
300円
15：00～22：00
2015/5/23