何度も通る瀬ノ本高原から竹田市へ向かう国道442号、この日の目的は七里田温泉下湯。初めて目指す温泉です。炭酸がすごいという下湯、長湯温泉のラムネ温泉よりすごいのかどうか体感したくて向かいました。
七里田温泉館「木乃葉の湯」で入浴券を購入し受付けのおじさんに下湯に入りたい旨を告げると、鍵はないから開いてるとのこと、場所を教えてもらい「ラムネ湯」の表示に従い進みます。するとドアには鍵がかかっています。受付へ戻り鍵がかかっていると告げると、先客の方を見つけ鍵を持ってきてくれました。先客は鍵を持ったまま休憩所で休んでいたようです。
早速早足で向かいます。ドアを開け中に入ります。ドアを開けると入浴の仕方について注意書きが目に飛び込みます。浴室は男女に分かれています。朽ちた建物、古い脱衣所、赤く錆びたような色の浴槽、洗い場もなければ洗面台もない、ここが下湯です。
浴槽は2m×2.5mほどの大きさ、タイル張りの壁もコンクリート製の浴槽の表面も削られて凸凹しています。炭酸によって削られたのでしょうか、驚きました。かけ湯をしますが温い!体を沈めます。すると体中に気泡がびっしり着くのです。気泡を払ってもすぐさま気泡はびっしり。長湯温泉のラムネ温泉より明らかに気泡の着き方がすごい。温い分ゆっくり浸かっていることができます。肌触りはキシキシ、飲んでみると甘さを感じる炭酸味です。いいですね。でも、湯面から炭酸が弾けるような状況ではありませんでした。聞くところによると湯面から炭酸が激しくはじける時があるらしいのです。
入るときは貸切でしたが、次々とお客さんが入ってきます。私を含めて4人の大人が静かに首まで浸かっています。温泉好きになった幸福を強く感じました。ただし、下湯は温いので、冬に向かうこれからは少しつらいかもしれません。
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七里田温泉下湯 ラムネ湯
直入郡久住町有氏
泉質不明
肌にびっしり気泡がつきます
無臭 透明 掛け流し(供給量は少ない)
シャンプー類あり
300円(七里田温泉館「木乃葉の湯」で支払い。鍵を渡されるので保証金千円必要)
9:00~
2003/10/11
■再訪 2012/12/23
雪がちらつく日に訪れました。しかし先客は4人。朝はもっと多くの人だったとのこと。久しぶりの下湯は体中にびっしり泡がつく極上の湯でした。
同湯の先客は2時間入っているとのこと、下湯が無人になる瞬間はあるのだろうか・・・