湯布院町は有名な温泉観光地、人が多く集まります。下湯平はそんな湯布院町にありますが庄内町と隣接する比較的長閑な地区です。長湯温泉からの帰り道、湯平温泉街を素通りし下湯平共同温泉館へ向かいました。有料道路(今は無料)の手前から右折し細い道を進みます。JR湯平駅前を通り過ぎ国道210号へ。一旦停止し前を見ると、「幸せの湯」の看板を発見しました。
建物は広場にぽつんと佇んでいるという印象です。入口には無人の料金箱、100円を投入し玄関を入ります。まだ新しい施設です。正面には組合員の名前らしきものが札に書かれています。左手には畳の休憩室もあります。右手が浴室です。地元の方が大切に管理されている施設のようです。脱衣所へ進みます。
洗面台が1台、木製の長いすが1脚、棚が20個用意されています。浴室には地元の方らしき人が4人ほどいます。洗い場は4箇所、蛇口が外されているものがありますが気にしない。お湯をすくってみると特徴的なにおいがします。何の臭いでしょうか。金属の臭いとでも例えればいいのでしょうか。色は残念ながら採光が不足していてよく観察できませんでしたが、耶馬溪の折戸温泉に似た金色を帯びているようです。肌にはキシキシ感じます。湯口からは少ない供給量です。物足りません。
浴槽を後にして靴を履いていると、掲示板に「レジオネラ菌は発見されませんでした。」の表示があります。完全掛け流しの施設には検査の必要もない無関係の表示のはず、掛け流しとばかり思っていたのですが、循環式なのかもしれません。
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下湯平共同温泉 幸せの湯 ※2015/5現在休業中
大分郡湯布院町大字下湯平2447
単純温泉
46.3℃
弱褐色 弱混濁 弱金気味 微弱金気臭
100円
8:00~21:00
2003/10/11