芹川にかかる橋を渡り、民家の側の細い道を進むと、コンクリートと木の組み合わせが不思議な温もりを感じさせるモダンな意匠の平屋の建物が待ち受けます。
扉を開けると、広い空間が現れます。建物内は真新しさが見て取れます。正面に受付があり、自販機でチケットを購入します。右手には休息用と思われる長椅子やテーブル、そして、目を引くのが暖炉と薪です。広い受付空間には家族湯の入口、女湯の入口が配置されています。
男湯は一旦中庭に出た先に用意されていました。扉を開けると靴棚、暖簾をくぐると脱衣所です。木の優しさを扉などに活かした造りです。思いのほかコンパクトです。木製の棚に6つの籠があるのみで、大勢で利用することは想定していないようです。
浴室への扉を開けます。右に洗い場、左に浴槽です。浴室は家族湯ほどの空間です。変形した四角形の浴槽には黄色に近い土色の湯が満たされています。正面にある木製の扉を開けると長湯の長閑な風景が広がります。木製扉の上部には広いガラスが埋め込まれ、太陽光が浴槽に差し込みます。
壁から無造作に出ているパイプからは熱めの湯がひっきりなしに注がれています。熱くて足を入れることさえできません。仕方なく加水しました。
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温泉交流館 みつばちの湯
竹田市直入町長湯3050-2 HP
0974(75)2124
マグネシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
50.4℃
シャンプー類あり
内湯
300円
家族湯1000円/50分
6:00~21:00
休:第2火曜日
2013/3/9