フロントで入浴パスポートを提示し入浴の旨を伝えると、左手にある階段を突き当りまで上るように案内を受けた。急な階段をひたすら上がる。高齢者にはつらいかもしれない。
5階ほどまで上っただろうか。大展望浴場と書かれた浴場に着いた。2畳ほどの脱衣所にはコインロッカーと壁に鏡があるのみ。浴場に入ると湯気が立ち込めていた。窓は少し開いているが、湯気はなかなか抜けない。
檜があしらわれた浴槽には無色の湯が注がれている。湯面下では白い湯の花が舞っている。湯口に鼻を近づけると、ほのかに硫化水素臭を感じる。湯口には白い湯の花の堆積が見て取れる。単純温泉と表示されているが、硫黄泉のような印象だ。湯口の湯は熱い。何とか口に含むことができた。弱い塩味を感じる。
分析表には源泉名「成天閣」とある。引き湯のようだ。
浴槽には泡を発生させる装置らしきものが備えられていた。稼動はしていなかった。良い湯が注がれているこちらの宿には無用の装置かもしれない。
浴場からは天瀬温泉を一望できる。さすがに眺めはよい。
フロントではもう一つ案内を受けた。「外来入浴は60分以内でお願いします」。
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天ヶ瀬温泉 観光旅館本陣
日田市天瀬町湯山1138
0973（57）2317 HP
単純温泉
62.7℃
内湯
シャンプー類あり ドライヤーあり（廊下洗面）
500円（60分）
11：00～19：00（土日/11：00～16：00）
2014/12/21