伊福温泉 憩いの家

公営の温泉施設です。紅葉の頃には車で溢れる深耶馬溪とは全く異なり、奇岩の山々と田んぼの広がりの中にポツンと佇んでいます。駐車場はコンクリートが施されていないため、雨の日には足元に気をつける必要があります。



玄関を入ると右手に受付、300円を支払い左手に折れ、廊下をそのまま進みます。突き当たりの扉を開けると写真右側の浴舎が見えます。男湯は誰もいません。女湯も上がられる様子で、やがて誰もいなくなりました。雨の日曜日の昼下がりとはいえ、誰もいないのはなんとなく「人気ないのかなぁ」などと考えてみたり・・・します。湯は極極薄い黄金色、透明感のある湯です。湯口は壁際にありますが、壁沿いと湯口の窓際の底からも湯が勢いよく供給されています。手にすくうと、鉱物臭が感じ取れます。洗い場の湯にも温泉が引き込まれています。



窓は低く、立ち上がると外から下半身が丸見えですが、浴槽に浸かりながら奇岩の続く素晴らしい景色を楽しむことができます。紅葉の季節なら、何も欲することがないくらい素敵な風景になるのでしょう。


裏耶馬渓 伊福温泉 憩いの家 (※2011/4/1で閉鎖との情報あり)
中津市耶馬溪町大字金吉
単純温泉
39℃ 掛け流し
300円
2006/12/17